近況報告(プレミアが切れた記念)
お久しぶりになってしまいました。
前のエントリが7月ですのでもう半年前になろうかとしておりますね。まぁ最初の記事UPしてから1年放置していたので平常運転という感じではありますが情けない話ではあります。
もちろんその間もPSO2は遊んでおりますが、居心地がよいチームにいさせてもらっているのと、急がなくても良いシステムのおかげで目的意識がなくても遊べてしまうというか遊ばされているというか、能動的に遊べていない状態が続いていて。そんなことではブログにあれこれ書くことも減ってしまうわけで、必然的にブランクが開いてしまったのかなと。もちろん、文句を垂れようが盲信しようが、頭のなか空っぽで遊んでいようが接続している限りは運営側にとってはお客さんなわけで、多分僕のようなプレイスタイルの奴がいるのも織り込み済みなのでしょうね。とほー
今年は例年以上にイベントも盛りだくさんで、酒井Pのエンタメ志向といいますか、オフラインを使ったコミュニティ拡充をやるぞという強い方針を感じました。あとで「オフラインだけじゃなくゲームを拡充する」といったようなコメントをわざわざ出されていたのは、それを自覚しているからだと思います。僕自身も徳島でのイベントに参加しましたが、それを上回るイベントを次々に打ち、しかも大方は大盛況ということで、運営側は自信を深めているのではないでしょうかね。来年はEP4実装やPS4対応、アニメもありますので、客層の新陳代謝の準備も着々と進んでいることでしょう。ゲーム全体を眺めてみれば、客の維持はとてもうまくいっているように感じます。その接続数や売り上げの実情は分かりませんけど。
依然として様々に問題視されるゲーム内の状況についてですが、常に批判の対象だったシナリオ回りについて、Ep3終盤の展開がおおむね好意的に捉えられているような雰囲気を感じます(一貫して批判している方がいらっしゃるのは知っていますが)。深遠なる闇の難易度を意図的に抑えたのは、ゲーム内のバランスを取るというよりも、共感体験としてプレイヤー全員が触れられることを優先したからでしょうし、それは物語の構造にも沿ったものになっていると思います。旧来の意味で、まさに僕が望むような形のディティールアップは多分もうなされないと思いますが、ここまで付き合ってきたプレイヤーは肯定否定を織り交ぜながらも一旦は受け止めている感じではないのでしょうか。
僕自身の感想としては、ここまでの過程に疑問がないわけではありませんが、話の構造としてはありだと思いました。他で似たような話があるというのはどの物語でも大体そうなので、今後肉付けがなされ続けていくうちに馴染んでいくのだと思います。ここらへん、「後付で話を考えている」という批判はつきものですが(そう感じる部分も当然あります)、連載作品の話がひんまがっていくのはPSO2に限ったことではありませんので。それでも面白いものは面白いのですから。PSO2も今後面白くなっていくことを願いたいものですね。
ただ、運営側によるコントロールが目に見えるぐらいうまくいっているということは、プレイヤーにとって必ずしもプラスになるかというと、必ずしもそうではない部分があるのではと思います。遊んでいてどこに達成感を感じるかというのには人によって振れ幅があるべきだと思うのですが、そこに如実な「コントロールされている感」があると、バカバカしくなってやめてしまう人も増えてくるでしょうしね。
僕が今それを感じるのが、★13と輝石のシステムです。武器ランクが更新されるたびに、これまでの武器が使い物にならなくなるのはPSO2の宿痾だと思いますが、「それが正しいのだ」と言わんばかりに、★13武器に関してはその多くが輝石によって手にいれることが可能になりました。武器種も全部揃っているものが多いですよね。こういう武器が1つだけ(たとえばスレイブシリーズだけのまま)だったら、レア掘りに時間の取れないプレイヤーのための救済だということで理解も出来ます。実際、初期はアンガから出るアーレス、スレイブ、チャレンジマイルで交換できるイデアルというすみ分けができていたのですから。
しかしその後、新要素が追加されるたびに同じシステムを愚直に繰り返すばかりです(アーレスを輝石システムに戻すという徹底ぶり)。機会均等といえば聞こえは良いですが、ゲーム的な面白さはないに等しい。アーレスに関してはフォトンブラストなどに似たフォルムがあって関連性を想像させる余地もありましたが、その後のものはデザインの根拠もよくわかりません。輝石は自分で努力すれば産出量を増やせるものではなく、遊ばれてない傾向になるとビンゴで大量に振る舞われたりするものですし。
また、マガツのレアドロ調整以降のレアドロップ飽和によって、スペシャルウェポンを鑑定する意味も大幅に後退しています。★13はドロップした時点見た目すらわかりますし、継承できないマーク系の能力も、アプレンティス・ソール以降の強力な特殊能力やアルティメットバスターが付けられる今となっては価値があまりなくなりました。石集めの件とあわせて、PSO2に於いて面白さの中核と位置付けられているはずの「レア堀り」は死んでいると言わざるを得ません。挙句にクイック探索の実装とか、ちょっと考えられない施策を打ってきますし。PSO2esは儲かってないんでしょうかね…。
昔このブログで僕は「アンガ掘り」について批判的なことを書いていましたが、現状の石集めをメインとしたゲームよりは、アンガ掘りのほうがまだゲームしていたと感じます。
EP4ではこれだけはなんとかして頂きたい。
利己的な意見ではありますが、誰にも手に入らないぐらいの低確率の目標を1つか2つ設定する(もちろん出口バーストなどの抜け道を塞いだ上で)というのはきっと悪いことにはならないと思うのです。その際には緊急ではなく現在要素として死んでいるフリー探索などに仕込んでくれるとなお良い。前にもいったことありますが、ゲーム内に触れられない要素があってもいいと僕は思っていますので。厳しい目標を掲げるのと、より広く間口をあけるのは並び立つと思うんですけどね。…まぁまったくないわけじゃないんですけどね。どの方面でもやり込む人はいますし、アブダクション250回(だっけ)帰還とかいう無理難題な称号とかもありますし。ただ、このゲームの根幹であろうレア掘りで、クレームにひよらずに本当の希少品をいれこむのは間違ってないと思いますよ。
…そういうことで、問題は抱えたままでしょうが、多分PSO2は今後も大勢は変わらないだろうし、安定して続くというのが僕の今の予想です。セガがどうにかならない限りは本当に10年続くのではないでしょうか。僕の思っている問題も、よそさまからみれば利点かもしれませんし。石拾いで恩恵を受けている人だって当然いるわけですから。
で。
むしろ、現状では自分自身の遊び方がよくないなと思っていますので、今後ブログを書いていくとしたら、主に自分に目標を設定する方向で続けたほうがいいのかもしれないと思っています。思考停止のまま暮らせる駄目人間ですので。そして目標を外にさらしてもなお放置するといういつものパターンになってしまいそうですががが。
タイトルにもありますが、先日ずっと続いていたプレミアが切れてしまいました。もちろんすぐにプレミア継続することも可能ですが、これを期に倉庫に溜まったものを整頓したり、遊び方を考えてみたりするのもいいかもしれないと思っています。いや、へたれなので明日にでもプレミア更新する可能性もないわけではないですけど。様々な部分で恩恵があったり、貰えるポイントの総量やらリサイクルで交換できないものがあったりで、やっぱプレミアはプレミア、1300円ってこういうことだと思いましたよ。
ではまた、書くべきことがあったらまたお会いしましょう。最近はesもちょこちょこやっていたりするので、上に書いたクイック探索のことを含めていずれ書こうかなとも思っています。
前のエントリが7月ですのでもう半年前になろうかとしておりますね。まぁ最初の記事UPしてから1年放置していたので平常運転という感じではありますが情けない話ではあります。
もちろんその間もPSO2は遊んでおりますが、居心地がよいチームにいさせてもらっているのと、急がなくても良いシステムのおかげで目的意識がなくても遊べてしまうというか遊ばされているというか、能動的に遊べていない状態が続いていて。そんなことではブログにあれこれ書くことも減ってしまうわけで、必然的にブランクが開いてしまったのかなと。もちろん、文句を垂れようが盲信しようが、頭のなか空っぽで遊んでいようが接続している限りは運営側にとってはお客さんなわけで、多分僕のようなプレイスタイルの奴がいるのも織り込み済みなのでしょうね。とほー
今年は例年以上にイベントも盛りだくさんで、酒井Pのエンタメ志向といいますか、オフラインを使ったコミュニティ拡充をやるぞという強い方針を感じました。あとで「オフラインだけじゃなくゲームを拡充する」といったようなコメントをわざわざ出されていたのは、それを自覚しているからだと思います。僕自身も徳島でのイベントに参加しましたが、それを上回るイベントを次々に打ち、しかも大方は大盛況ということで、運営側は自信を深めているのではないでしょうかね。来年はEP4実装やPS4対応、アニメもありますので、客層の新陳代謝の準備も着々と進んでいることでしょう。ゲーム全体を眺めてみれば、客の維持はとてもうまくいっているように感じます。その接続数や売り上げの実情は分かりませんけど。
依然として様々に問題視されるゲーム内の状況についてですが、常に批判の対象だったシナリオ回りについて、Ep3終盤の展開がおおむね好意的に捉えられているような雰囲気を感じます(一貫して批判している方がいらっしゃるのは知っていますが)。深遠なる闇の難易度を意図的に抑えたのは、ゲーム内のバランスを取るというよりも、共感体験としてプレイヤー全員が触れられることを優先したからでしょうし、それは物語の構造にも沿ったものになっていると思います。旧来の意味で、まさに僕が望むような形のディティールアップは多分もうなされないと思いますが、ここまで付き合ってきたプレイヤーは肯定否定を織り交ぜながらも一旦は受け止めている感じではないのでしょうか。
僕自身の感想としては、ここまでの過程に疑問がないわけではありませんが、話の構造としてはありだと思いました。他で似たような話があるというのはどの物語でも大体そうなので、今後肉付けがなされ続けていくうちに馴染んでいくのだと思います。ここらへん、「後付で話を考えている」という批判はつきものですが(そう感じる部分も当然あります)、連載作品の話がひんまがっていくのはPSO2に限ったことではありませんので。それでも面白いものは面白いのですから。PSO2も今後面白くなっていくことを願いたいものですね。
ただ、運営側によるコントロールが目に見えるぐらいうまくいっているということは、プレイヤーにとって必ずしもプラスになるかというと、必ずしもそうではない部分があるのではと思います。遊んでいてどこに達成感を感じるかというのには人によって振れ幅があるべきだと思うのですが、そこに如実な「コントロールされている感」があると、バカバカしくなってやめてしまう人も増えてくるでしょうしね。
僕が今それを感じるのが、★13と輝石のシステムです。武器ランクが更新されるたびに、これまでの武器が使い物にならなくなるのはPSO2の宿痾だと思いますが、「それが正しいのだ」と言わんばかりに、★13武器に関してはその多くが輝石によって手にいれることが可能になりました。武器種も全部揃っているものが多いですよね。こういう武器が1つだけ(たとえばスレイブシリーズだけのまま)だったら、レア掘りに時間の取れないプレイヤーのための救済だということで理解も出来ます。実際、初期はアンガから出るアーレス、スレイブ、チャレンジマイルで交換できるイデアルというすみ分けができていたのですから。
しかしその後、新要素が追加されるたびに同じシステムを愚直に繰り返すばかりです(アーレスを輝石システムに戻すという徹底ぶり)。機会均等といえば聞こえは良いですが、ゲーム的な面白さはないに等しい。アーレスに関してはフォトンブラストなどに似たフォルムがあって関連性を想像させる余地もありましたが、その後のものはデザインの根拠もよくわかりません。輝石は自分で努力すれば産出量を増やせるものではなく、遊ばれてない傾向になるとビンゴで大量に振る舞われたりするものですし。
また、マガツのレアドロ調整以降のレアドロップ飽和によって、スペシャルウェポンを鑑定する意味も大幅に後退しています。★13はドロップした時点見た目すらわかりますし、継承できないマーク系の能力も、アプレンティス・ソール以降の強力な特殊能力やアルティメットバスターが付けられる今となっては価値があまりなくなりました。石集めの件とあわせて、PSO2に於いて面白さの中核と位置付けられているはずの「レア堀り」は死んでいると言わざるを得ません。挙句にクイック探索の実装とか、ちょっと考えられない施策を打ってきますし。PSO2esは儲かってないんでしょうかね…。
昔このブログで僕は「アンガ掘り」について批判的なことを書いていましたが、現状の石集めをメインとしたゲームよりは、アンガ掘りのほうがまだゲームしていたと感じます。
EP4ではこれだけはなんとかして頂きたい。
利己的な意見ではありますが、誰にも手に入らないぐらいの低確率の目標を1つか2つ設定する(もちろん出口バーストなどの抜け道を塞いだ上で)というのはきっと悪いことにはならないと思うのです。その際には緊急ではなく現在要素として死んでいるフリー探索などに仕込んでくれるとなお良い。前にもいったことありますが、ゲーム内に触れられない要素があってもいいと僕は思っていますので。厳しい目標を掲げるのと、より広く間口をあけるのは並び立つと思うんですけどね。…まぁまったくないわけじゃないんですけどね。どの方面でもやり込む人はいますし、アブダクション250回(だっけ)帰還とかいう無理難題な称号とかもありますし。ただ、このゲームの根幹であろうレア掘りで、クレームにひよらずに本当の希少品をいれこむのは間違ってないと思いますよ。
…そういうことで、問題は抱えたままでしょうが、多分PSO2は今後も大勢は変わらないだろうし、安定して続くというのが僕の今の予想です。セガがどうにかならない限りは本当に10年続くのではないでしょうか。僕の思っている問題も、よそさまからみれば利点かもしれませんし。石拾いで恩恵を受けている人だって当然いるわけですから。
で。
むしろ、現状では自分自身の遊び方がよくないなと思っていますので、今後ブログを書いていくとしたら、主に自分に目標を設定する方向で続けたほうがいいのかもしれないと思っています。思考停止のまま暮らせる駄目人間ですので。そして目標を外にさらしてもなお放置するといういつものパターンになってしまいそうですががが。
タイトルにもありますが、先日ずっと続いていたプレミアが切れてしまいました。もちろんすぐにプレミア継続することも可能ですが、これを期に倉庫に溜まったものを整頓したり、遊び方を考えてみたりするのもいいかもしれないと思っています。いや、へたれなので明日にでもプレミア更新する可能性もないわけではないですけど。様々な部分で恩恵があったり、貰えるポイントの総量やらリサイクルで交換できないものがあったりで、やっぱプレミアはプレミア、1300円ってこういうことだと思いましたよ。
ではまた、書くべきことがあったらまたお会いしましょう。最近はesもちょこちょこやっていたりするので、上に書いたクイック探索のことを含めていずれ書こうかなとも思っています。
テーマ : ファンタシースターオンライン2
ジャンル : オンラインゲーム
tag : 近況報告 PSO2運営方針考察
パイオニア2

PSO15周年の目玉の一つとして実装されたチームルーム・PSOシティのSSを何枚かペタリ。
やっぱ懐かしいですね。うちのチームは曲もちゃんと当時のやつに変えてあって雰囲気バッチリです。多分他のチームも、当時のプレイヤーはみなさんそうされてるんだと思いますが。




ただ、制作上仕方なかったのかもしれませんが、解像度とかも当時のままだったのはちょっと寂しかったり。あくまでPSOを完全再現(PSO2キャラの移動速度等から広さは変えているとの開発陣のコメントは有りましたが)という旨なのかもしれませんが、PSO2の世界の一環としてブラッシュアップされたものが見たかったなぁと。ガル・グリフォンはそのように作られていますからね。都市の合間をすり抜けて飛ぶエアカーみたいなのも再現されてますけれども、まるっきりローポリのままでこんなもんかなと思ってしまいました。
あと、うちのチームが小規模なのもあるのですが、まるっきりゴーストタウンなのもまた寂寥感にあふれていて…狭い場所にNPCがウロウロしている感じが、PSOのパイオニア2という宇宙船が、ぎりぎりの要素を詰め込んだ冒険者の船だという感じを醸し出していたような気がします。チームルームとしては最大100人入れて、今は招待すればチーム外の人も入れるので、賑わっていればまた雰囲気が違うのかも。PSO時代の活気を再現したりしている人達もいるのかもしれませんねー。
でもやっぱり、チームルームじゃなくてロビーにして欲しかったなぁ。。。
パイオニア2のロビー再現でも良かったので、ロビーのバリエーションを増やすでもよかったのよ…
ガル・グリフォンのテーマ曲が収録されてます
テーマ : ファンタシースターオンライン2
ジャンル : オンラインゲーム
祝? PSO2アニメ化
どうも、お久しぶりになってしまいました。
ブログの更新は一ヶ月超ぶりだったりするのですが、その間、全然遊んでいなかったわけではありません。ただまぁ、毎日欠かさずインするとか、長時間続けて遊ぶ回数は減っていたと思います。それなりに潤沢に自由な時間を使える方だとは思いますが、それだけがゲームをやる理由でもありませんしね…そのせいで、最近はPSO2的には置いて行かれてる感がなんだか非常に強いです。
特に輝石武器やチャレンジマイルを集中的に溜めるプレイが気分的にも達成できない感がとても強く…エクストリームが実装されたころも、年単位で無視してたのですよね。最近になって武器が取れるぐらいには魔石が集まりましたが未交換。なので、今の★13が最強というノルマ的構造はちょっとつらかったりします(テクニックがらみのプレイ傾向が多いので、最低2本とらないと属性MAXにできないことも拍車をかけていたり)。
まぁ、その話はおいておきましょう。
今回は、PSO15周年キャンペーンでも多分来るだろうと予想していた、PSO2のアニメ化についての話です。
…とはいえ、現状ほぼ何も分からない状態ですけど。ただ、ストーリーについては昨年末の舞台PSO2を踏襲し、近未来の地球を舞台にした、「PSO2のプレイヤーが物語を作る」という形になるということで。毀誉褒貶の激しいゲームPSO2の物語は、直接的にアニメになるということはなさそうです。
予定されている実装傾向にも現れている通り、今後もアトラクション的に手当たり次第世界を広げていくだろうPSO2の世界観は、もはやかっちりとしたSF的な世界観を望むべくもありません。序盤に構築された意匠や色調とはまったく関係なく、手当たり次第にオブジェクトを載せていき、外へ外へと拡大していくこと「だけ」が、PSO2にある統一されたコンセプトだということが出来ます。今回のアニメについてもその一環なのでしょう。もっとも、舞台PSO2がそれなりに受け入れられたことで、今、仕込みしているスタッフは結構な自信を持っているだろうと思いますね。こうなれば観る方としても、まずはゲームPSO2云々は関係なく、毎回が楽しい作品になることを期待するよりほかありません。僕自身は、原作付きのアニメでもアニメが面白く、原作にレスペクトのある改変ならばOKだというスタンスで映像作品を観るほうですので。
ただ、僕もアニメが好きですのでなんとなく分かりますが、TVアニメが成功するというのは、そのベクトルによって意味が複数に分かれる場合が多数です。放送中にネットで話題になっても商売としては失敗していまうケースも多々ある一方で、さんざん叩かれても商売としては大成功になる場合もあります。ゲームPSO2の客層を広げるという意味では、放送前~放送中に話題になってさえいれば、アニメ本編が酷いものになっても特段問題はないとマーケティングされている可能性もあります。まぁ、おそらくPSO2アニメのブルーレイディスク各巻にはコラボのアイテムコードもたくさんつくでしょうし、多分商売的には失敗することはないと思っているのですが。アイテムコードのためにひたすらつまらないアニメを買い揃えなければならないというような状況にはなって欲しくないものです。
たいていの漫画やゲームにとって、アニメ化というのはひとつの頂点になります…商売にしても、人気にしても。
消費のスピードが急激に加速してしまうというか。アニメ化の成功失敗によっては、原作の行く末にまで影響を及ぼしてしまう可能性もあります。アニメが終わったら早々に打ち切りになってしまう漫画とかも実際あったりするので切ない話ですが。
PSO2に関しては既に数年の運営実績が有り、ここまで変則的な内容にも関わらず固定客もいますので、そうそうそのようなことにはならないと思いますが…アニメが終わった後も、目標の10年間運営に向けて、次にどこに山場をぶちあげて世界を拡大しようとするのか、そのへんの戦略も楽しみです。
ちなみに僕は、アニメ化が囁かれている中で、もうひとつの可能性として、ゲームPSO2のOPを作っているマーザ・アニメーションプラネットによるCG映画をやるんではないか…というのを想像していました。CG映画版の「キャプテンハーロック」みたいなやつですね。費用も時間も膨大なものになるので無理かもしれませんが、アニメ版のような変化球ではなく、直球のSFアニメとしてOP映像のクオリティの映画も観てみたいと思っちゃいますねー。
あと、TVアニメ化の件でもう一つ予想しているのは、「境界を超えるRPG」のキャッチコピーそのままに、ゲームPSO2でアニメ版の舞台である近未来の地球を冒険のフィールドに出来るようになるのではないかということです。EP3もそろそろクライマックスですし、その手の仕掛けをやってきそうな感じがあると思いませんか? それに、ご存じの方はご存知と思いますが、ファンタシースターの歴史的にも地球は関係ないわけではないんですよね。その辺りのリンクがあるんではないかなーと。そうすれば、現状のPSO2に溢れる極めてカジュアルな服装もより違和感なく溶けこんでいく感じもします(笑


ファッションカタログ、一部アークスは待望してたんじゃないでしょうか。
しかし、設定資料集はまだなのですかね…?
ブログの更新は一ヶ月超ぶりだったりするのですが、その間、全然遊んでいなかったわけではありません。ただまぁ、毎日欠かさずインするとか、長時間続けて遊ぶ回数は減っていたと思います。それなりに潤沢に自由な時間を使える方だとは思いますが、それだけがゲームをやる理由でもありませんしね…そのせいで、最近はPSO2的には置いて行かれてる感がなんだか非常に強いです。
特に輝石武器やチャレンジマイルを集中的に溜めるプレイが気分的にも達成できない感がとても強く…エクストリームが実装されたころも、年単位で無視してたのですよね。最近になって武器が取れるぐらいには魔石が集まりましたが未交換。なので、今の★13が最強というノルマ的構造はちょっとつらかったりします(テクニックがらみのプレイ傾向が多いので、最低2本とらないと属性MAXにできないことも拍車をかけていたり)。
まぁ、その話はおいておきましょう。
今回は、PSO15周年キャンペーンでも多分来るだろうと予想していた、PSO2のアニメ化についての話です。
…とはいえ、現状ほぼ何も分からない状態ですけど。ただ、ストーリーについては昨年末の舞台PSO2を踏襲し、近未来の地球を舞台にした、「PSO2のプレイヤーが物語を作る」という形になるということで。毀誉褒貶の激しいゲームPSO2の物語は、直接的にアニメになるということはなさそうです。
予定されている実装傾向にも現れている通り、今後もアトラクション的に手当たり次第世界を広げていくだろうPSO2の世界観は、もはやかっちりとしたSF的な世界観を望むべくもありません。序盤に構築された意匠や色調とはまったく関係なく、手当たり次第にオブジェクトを載せていき、外へ外へと拡大していくこと「だけ」が、PSO2にある統一されたコンセプトだということが出来ます。今回のアニメについてもその一環なのでしょう。もっとも、舞台PSO2がそれなりに受け入れられたことで、今、仕込みしているスタッフは結構な自信を持っているだろうと思いますね。こうなれば観る方としても、まずはゲームPSO2云々は関係なく、毎回が楽しい作品になることを期待するよりほかありません。僕自身は、原作付きのアニメでもアニメが面白く、原作にレスペクトのある改変ならばOKだというスタンスで映像作品を観るほうですので。
ただ、僕もアニメが好きですのでなんとなく分かりますが、TVアニメが成功するというのは、そのベクトルによって意味が複数に分かれる場合が多数です。放送中にネットで話題になっても商売としては失敗していまうケースも多々ある一方で、さんざん叩かれても商売としては大成功になる場合もあります。ゲームPSO2の客層を広げるという意味では、放送前~放送中に話題になってさえいれば、アニメ本編が酷いものになっても特段問題はないとマーケティングされている可能性もあります。まぁ、おそらくPSO2アニメのブルーレイディスク各巻にはコラボのアイテムコードもたくさんつくでしょうし、多分商売的には失敗することはないと思っているのですが。アイテムコードのためにひたすらつまらないアニメを買い揃えなければならないというような状況にはなって欲しくないものです。
たいていの漫画やゲームにとって、アニメ化というのはひとつの頂点になります…商売にしても、人気にしても。
消費のスピードが急激に加速してしまうというか。アニメ化の成功失敗によっては、原作の行く末にまで影響を及ぼしてしまう可能性もあります。アニメが終わったら早々に打ち切りになってしまう漫画とかも実際あったりするので切ない話ですが。
PSO2に関しては既に数年の運営実績が有り、ここまで変則的な内容にも関わらず固定客もいますので、そうそうそのようなことにはならないと思いますが…アニメが終わった後も、目標の10年間運営に向けて、次にどこに山場をぶちあげて世界を拡大しようとするのか、そのへんの戦略も楽しみです。
ちなみに僕は、アニメ化が囁かれている中で、もうひとつの可能性として、ゲームPSO2のOPを作っているマーザ・アニメーションプラネットによるCG映画をやるんではないか…というのを想像していました。CG映画版の「キャプテンハーロック」みたいなやつですね。費用も時間も膨大なものになるので無理かもしれませんが、アニメ版のような変化球ではなく、直球のSFアニメとしてOP映像のクオリティの映画も観てみたいと思っちゃいますねー。
あと、TVアニメ化の件でもう一つ予想しているのは、「境界を超えるRPG」のキャッチコピーそのままに、ゲームPSO2でアニメ版の舞台である近未来の地球を冒険のフィールドに出来るようになるのではないかということです。EP3もそろそろクライマックスですし、その手の仕掛けをやってきそうな感じがあると思いませんか? それに、ご存じの方はご存知と思いますが、ファンタシースターの歴史的にも地球は関係ないわけではないんですよね。その辺りのリンクがあるんではないかなーと。そうすれば、現状のPSO2に溢れる極めてカジュアルな服装もより違和感なく溶けこんでいく感じもします(笑
ファッションカタログ、一部アークスは待望してたんじゃないでしょうか。
しかし、設定資料集はまだなのですかね…?
テーマ : ファンタシースターオンライン2
ジャンル : オンラインゲーム
tag : 近況報告 PSO2運営方針考察 PSO2関連作品
水上遺跡拠点の一日

水曜に配信されたチームルーム「水上遺跡拠点」が素晴らしいので昨日は飽きずにずっとSS撮ってたり。
時間によって光源が変わったり、湖面に靄がかかったり夕暮れから流星が流れたりといい感じです。
人が住む感じでもなく、イマイチ何に使っていた建物かはよく分かりませんが…(笑) 湖の向こうに遺跡の中心部があって、ここはその離れということなんでしょうか。水道橋なんかもあったりして、凝ったところを感じさせる出来でした。





しかしここどこなんでしょうね? 建物はウォパル様式に似てはいますが、空には水の膜もありませんし。植生はナベリウスっぽくもありますが、遺跡の一部とかでしょうかね。
そういえば7月に実装されるガル・グリフォンのボスステージはガル・ダ・バル島のボスステージを模したものになるということでしたが、どういう脈絡で現れることになるんでしょうかねー。ただ出しただけじゃないことを祈りたいところです。
ところで着用している人みかけませんけど、この一般人服=スライトクロス好きなのですよ。ショップエリアからNPCが撤去されたのでますます見掛けなくなって寂しいのですが。とはいえあくまでアークスシップの一般人服なので、これを着て冒険に行くことはないのでした。
テーマ : ファンタシースターオンライン2
ジャンル : オンラインゲーム
アークス広報隊にまつわる問題の顛末について
今日のアップデートと時を同じくして、日曜からこっちさんざん揉めていた、公式ニコ生配信企画「アークス広報隊」の一般公募枠についての最終的な結論が発表されています。
『PSO2アークス広報隊!』一般応募枠の中止について
前の企画となる「アークス候補生」は人気企画となりましたし、今回も何ヶ月も前から準備・告知されてきた企画でした。実際に僕も見ていた日曜日の放送は、熱心な人から悪意ある野次馬まで手広く含めても、結構な視聴者で盛り上がっているようにみえました。それだけに、企画の中止というのは運営側としたら断腸の思いでしょう。出演のみならず選抜に参加していたのはプロデューサー・ディレクターのみならずPSO2の情報発信の中核ともいうべき「PSO2放送局」のメンバーですので、これからの放送に禍根を残す可能性もあります。今は発表したてですのでどの方向に対しても感情的なコメントがあふれている状態ですが、運営側にはこれから先の継続的にフォローと舵取りが求められることになると思います。
今回の問題、僕の視点で言えば典型的な「ゲーム外ゲーム」の悪い結果だと思います。このブログで何度も使っている言葉ですので読んでいただいた方がいらっしゃれば納得していただけることかと思いますが、繰り返すと「ゲーム内で完結しない、運営側とプレイヤーのコミュニケーションが、ゲームそのものと同格、あるいはそれ以上認識され、継続して行われている状態」を想定しています。詳しくは以下のエントリを読んでいただけるとありがたく思いますが。
PSO2の「構造」④ ~「ゲーム外ゲーム」に負けた「物語」
実際の事実関係を一旦棚上げした上で考えると、「選考の際に不正を使った候補者や、それを追認する運営側に対して視聴者・プレイヤーが共有できる正義を認めさせたい」という動機が、煽り目的であれ、心からの怒りであれ、それぞれのプレイヤーを動かして公式への凸なり掲示板や告発動画へのコメント・支援なりに繋がっていったのだと思います。運営側の判断を覆す事自体がひとつの「ゲーム」として成立していたわけです。そしてそれは、結局運営側の判断を覆させることに成功しました。これだけ大きな結果が出ると、運営側はリスクを負った企画を立てなければなりませんので、次にやるとしてもかなり選択肢を限定したものにならざるをえないでしょう。一方でプレイヤー側は、動画の告発・メル凸といった行為に大きな効果があることを再認識し、より広範囲な行動で同様の手段を取ることが想像されます。
では、今回の問題でどこにより大きなリスクがあったのでしょう?
僕は、「ニコニコ生放送でゲーム配信する生主」という既存のインフラに乗っかろうとしたにしては、運営側のリサーチが足りなかったのではないかと思っています。自分から生放送を企画して自分を売り出していく生配信者は、大人気の人からほとんど知名度のない自己満足な感じの人まで様々に存在していますが、相応に自分を切り売りするリスクを負っています。自分が配信していると思っている情報以上のものが、動画およびそれに付随するものから配信されていると僕は思っているのです。そして、多くはそれを完全には管理しきれていないだろうと。一度でも公開していた情報は、たとえ該当の動画なりページなりを削除したとしても誰かによってアーカイブされ延々と残るということを、ネットの利用者は常に自覚するべきなのですが、なかなかそれは徹底されないみたいですね。まして、人気のある人になるとその危険性は飛躍的に高まります。「誰が誰と仲が良くて連絡を取り合っていた」なんて痕跡を消すのは難しく、どこからともなく追われてしまい、消去しようと努力するたびにより匿名性の高いメディアから放流されるというイタチごっこになります。まして、動画には端的な情報だけでなくて、個人のパーソナリティや感情も内包されているので、見ている方も感情を発露させる形で対応しやすくなってしまいます。そして、ネット生放送は放送者と視聴者という上流から下流への関係性とは別に、「(視聴者が)見てやっている・支えている」「放送のプロではない素人同士」といった感情的な対等関係と受け取られるので、その扱いも突発的・激情的になってしまうのではないかとも思っています。
「PSO2を使って成り上がる野心」とか「セミプロの素人がPSO2玄人を差し置いて選ばれる」ということなど、野心的なルールが運営側の当初よりの方針だというのであれば、それはそれでありなんじゃないかと僕は思います。ならば、起こりうる最大のリスクを考慮に入れて、運営側は備え、振る舞うべきだったし、当該の方を含め参加者は全てそれをじゅうじゅう認識しておくべきだったでしょう。今後このようなオーディションが開催されるとしても、こんな事態に発展すると知っていれば参加を渋る方も多いんではないでしょうかね。
視聴者が「ゲーム外ゲーム」のプレイヤーとして求めているのは、おそらく、納得のいくルールです。その納得が、倫理的・商業的には傍から見ればアンバランスなものであったとしても、ゲームとして枠を外していなければ、おそらく今回のようなことにはならなかったはずです。様々に「告発」された事象が、プレイヤーの多くにアンフェアだと思われてしまったことが今回のリスクでした。そしてそれは、感情的に人を結びつけて記録を残していくニコ生・生主というシステムからすれば絶対に避けて通れないリスク要因だったと言わざるをえません。問題を見守っていた人の比較的多数の人がこう思ったことでしょうからね……「結局これ、誰が選ばれたとしてもこうなったんじゃないの?」と。
上の方のエントリにある通り、僕は運営側がゲーム外でゲームを補完・補強するようなイベントを仕掛け、「プレイヤーが運営側に影響を与えていると思わせる」スタイルでプレイヤーを管理していく「ゲーム外ゲーム」について、前々から批判的に捉えています。ゲーム外でプレイヤー同士、あるいはプレイヤーと運営側が望ましい交流をするというのは、あくまでゲームに付随した面白さであって、まず第一にゲームの面白さ・作り込みを優先してこそ発生するものだと思っているからです。実際にアークスキャラバンなどに参加してその楽しさに触れた今も、その気持ちは変わりません。PSO2が好きだからこそ、その点にずっと失望していています。
今回にしたって、まったくゲームと関係ない部分で、ゲームの評判やコミュニティにダメージを与える結果になってしまいました。とても残念です。
もちろん、上手く機能していれば予想された効果を発揮していたのでしょうけれども…新しいことに挑戦するというにしては、公式にニコ生・生主を起用という手段は他のゲームでも行われていて独創的なものではありませんし、そちらでも既に様々な問題が起こっているわけで、安易だったのではないかと思っています。僕自身は「候補生」放送をほぼ観ていなかったので、PSO2がらみのニコ生に対する魅力を差し引いて考えている部分があるというのは事実ですけども、ゲームの運営を左右するほどに盛り上げて、果たしてよかったのかどうか。酒井Pが志向するゲームの枠を広げていく「拡大路線」が止まることはないと思ってはいますが、運営側には冷静な検証と、今後の運営に対するフィードバックをお願いしたいところです。さしあたっては次のアークスキャラバンでなにかしらのフォローがあるのでしょう。
『PSO2アークス広報隊!』一般応募枠の中止について
前の企画となる「アークス候補生」は人気企画となりましたし、今回も何ヶ月も前から準備・告知されてきた企画でした。実際に僕も見ていた日曜日の放送は、熱心な人から悪意ある野次馬まで手広く含めても、結構な視聴者で盛り上がっているようにみえました。それだけに、企画の中止というのは運営側としたら断腸の思いでしょう。出演のみならず選抜に参加していたのはプロデューサー・ディレクターのみならずPSO2の情報発信の中核ともいうべき「PSO2放送局」のメンバーですので、これからの放送に禍根を残す可能性もあります。今は発表したてですのでどの方向に対しても感情的なコメントがあふれている状態ですが、運営側にはこれから先の継続的にフォローと舵取りが求められることになると思います。
今回の問題、僕の視点で言えば典型的な「ゲーム外ゲーム」の悪い結果だと思います。このブログで何度も使っている言葉ですので読んでいただいた方がいらっしゃれば納得していただけることかと思いますが、繰り返すと「ゲーム内で完結しない、運営側とプレイヤーのコミュニケーションが、ゲームそのものと同格、あるいはそれ以上認識され、継続して行われている状態」を想定しています。詳しくは以下のエントリを読んでいただけるとありがたく思いますが。
PSO2の「構造」④ ~「ゲーム外ゲーム」に負けた「物語」
実際の事実関係を一旦棚上げした上で考えると、「選考の際に不正を使った候補者や、それを追認する運営側に対して視聴者・プレイヤーが共有できる正義を認めさせたい」という動機が、煽り目的であれ、心からの怒りであれ、それぞれのプレイヤーを動かして公式への凸なり掲示板や告発動画へのコメント・支援なりに繋がっていったのだと思います。運営側の判断を覆す事自体がひとつの「ゲーム」として成立していたわけです。そしてそれは、結局運営側の判断を覆させることに成功しました。これだけ大きな結果が出ると、運営側はリスクを負った企画を立てなければなりませんので、次にやるとしてもかなり選択肢を限定したものにならざるをえないでしょう。一方でプレイヤー側は、動画の告発・メル凸といった行為に大きな効果があることを再認識し、より広範囲な行動で同様の手段を取ることが想像されます。
では、今回の問題でどこにより大きなリスクがあったのでしょう?
僕は、「ニコニコ生放送でゲーム配信する生主」という既存のインフラに乗っかろうとしたにしては、運営側のリサーチが足りなかったのではないかと思っています。自分から生放送を企画して自分を売り出していく生配信者は、大人気の人からほとんど知名度のない自己満足な感じの人まで様々に存在していますが、相応に自分を切り売りするリスクを負っています。自分が配信していると思っている情報以上のものが、動画およびそれに付随するものから配信されていると僕は思っているのです。そして、多くはそれを完全には管理しきれていないだろうと。一度でも公開していた情報は、たとえ該当の動画なりページなりを削除したとしても誰かによってアーカイブされ延々と残るということを、ネットの利用者は常に自覚するべきなのですが、なかなかそれは徹底されないみたいですね。まして、人気のある人になるとその危険性は飛躍的に高まります。「誰が誰と仲が良くて連絡を取り合っていた」なんて痕跡を消すのは難しく、どこからともなく追われてしまい、消去しようと努力するたびにより匿名性の高いメディアから放流されるというイタチごっこになります。まして、動画には端的な情報だけでなくて、個人のパーソナリティや感情も内包されているので、見ている方も感情を発露させる形で対応しやすくなってしまいます。そして、ネット生放送は放送者と視聴者という上流から下流への関係性とは別に、「(視聴者が)見てやっている・支えている」「放送のプロではない素人同士」といった感情的な対等関係と受け取られるので、その扱いも突発的・激情的になってしまうのではないかとも思っています。
「PSO2を使って成り上がる野心」とか「セミプロの素人がPSO2玄人を差し置いて選ばれる」ということなど、野心的なルールが運営側の当初よりの方針だというのであれば、それはそれでありなんじゃないかと僕は思います。ならば、起こりうる最大のリスクを考慮に入れて、運営側は備え、振る舞うべきだったし、当該の方を含め参加者は全てそれをじゅうじゅう認識しておくべきだったでしょう。今後このようなオーディションが開催されるとしても、こんな事態に発展すると知っていれば参加を渋る方も多いんではないでしょうかね。
視聴者が「ゲーム外ゲーム」のプレイヤーとして求めているのは、おそらく、納得のいくルールです。その納得が、倫理的・商業的には傍から見ればアンバランスなものであったとしても、ゲームとして枠を外していなければ、おそらく今回のようなことにはならなかったはずです。様々に「告発」された事象が、プレイヤーの多くにアンフェアだと思われてしまったことが今回のリスクでした。そしてそれは、感情的に人を結びつけて記録を残していくニコ生・生主というシステムからすれば絶対に避けて通れないリスク要因だったと言わざるをえません。問題を見守っていた人の比較的多数の人がこう思ったことでしょうからね……「結局これ、誰が選ばれたとしてもこうなったんじゃないの?」と。
上の方のエントリにある通り、僕は運営側がゲーム外でゲームを補完・補強するようなイベントを仕掛け、「プレイヤーが運営側に影響を与えていると思わせる」スタイルでプレイヤーを管理していく「ゲーム外ゲーム」について、前々から批判的に捉えています。ゲーム外でプレイヤー同士、あるいはプレイヤーと運営側が望ましい交流をするというのは、あくまでゲームに付随した面白さであって、まず第一にゲームの面白さ・作り込みを優先してこそ発生するものだと思っているからです。実際にアークスキャラバンなどに参加してその楽しさに触れた今も、その気持ちは変わりません。PSO2が好きだからこそ、その点にずっと失望していています。
今回にしたって、まったくゲームと関係ない部分で、ゲームの評判やコミュニティにダメージを与える結果になってしまいました。とても残念です。
もちろん、上手く機能していれば予想された効果を発揮していたのでしょうけれども…新しいことに挑戦するというにしては、公式にニコ生・生主を起用という手段は他のゲームでも行われていて独創的なものではありませんし、そちらでも既に様々な問題が起こっているわけで、安易だったのではないかと思っています。僕自身は「候補生」放送をほぼ観ていなかったので、PSO2がらみのニコ生に対する魅力を差し引いて考えている部分があるというのは事実ですけども、ゲームの運営を左右するほどに盛り上げて、果たしてよかったのかどうか。酒井Pが志向するゲームの枠を広げていく「拡大路線」が止まることはないと思ってはいますが、運営側には冷静な検証と、今後の運営に対するフィードバックをお願いしたいところです。さしあたっては次のアークスキャラバンでなにかしらのフォローがあるのでしょう。
テーマ : ファンタシースターオンライン2
ジャンル : オンラインゲーム
tag : PSO2運営方針考察 PSO2放送局